東京都指定名勝・清澄庭園をお散歩してきた

大泉水スポット
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天気の良いある日、ふと思い立ち都内にある「清澄庭園(きよすみていえん)」にお散歩に行ってきました。

いろいろな写真を撮ってきましたのでご覧いただければと思います。

清澄庭園とは

清澄庭園は、三菱財閥の創業者として知られる岩崎弥太郎が社員の慰安や貴賓を招待する場所として造園した庭園で「回遊式林泉庭園」となっています。

庭園に入るとまず目に飛び込んでくる大きな池。こちらは大泉水といいますが、昔は隅田川から水を引いてきていたそうです。現在は雨水でまかなっています。

大泉水

大泉水

池には鯉や亀がおり、また時期によっては渡り鳥が休憩しにやってくるなど自然あふれる姿を見ることができます。

大泉水の鯉や亀

また庭園のあちこちにある石は岩崎弥太郎が全国から取り寄せた名石を配しています。

中の島に渡る橋

磯渡り

池の上を歩けるような石の配置も数箇所にされており、池の眺めが楽しめるだけでなく、歩を進めるたびに景観が変化するように配慮された造りになっているんです。

池の中には小さな島があり、日本庭園っぽさが演出されています。

松島

そして、池に突き出るような形で建てられている数寄屋造りの建物は「涼亭」と呼ばれるものです。

明治42年に国賓として来日したイギリスのキッチナー元帥を迎えるために岩崎家が建てたものです。

これがまた日本風情をいい感じに演出してくれています。

涼亭

池の外周の一角には「富士山」と呼ばれる築山があります。関東大震災以前にはこの築山の山頂近くにサツキやツツジ等の灌木類を数列横に配して富士山にたなびく雲を表現していたと言われています。

さらに、別の一角には松尾芭蕉の有名な句「古池や蛙飛びこむ水の音」の石碑が立てられています。

芭蕉の石碑

また、私が行った時期にはちょうど「シャガ」という花が満開の時期で白い花がゆらゆら揺れてとてもきれいでしたよ。

シャガ・アップ

シャガ

この他にも季節ごとに花が楽しめるので、季節ごとにお散歩しに行くのも楽しいかと思います。

池の周りを1周するだけで30分はかかる大きな池です。ところどころで写生をされている方もいらっしゃいました。

途中途中にベンチがあり休憩できるようにもなっているので、ゆっくり回って楽しんでください。

清澄庭園へのアクセス

清澄庭園
住所:東京都江東区清澄3-3-9
電話:033641-5892
交通:都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線清澄白河駅A3出口 徒歩3分
開園時間:午前9時〜午後5時(入園は午後4時30分まで)
休園日:12/29〜1/1
入園料:一般 150円
    65歳以上 70円
    小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

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