双極性障害(躁うつ病)と診断されて感じたことと患者への接し方

メンタルヘルス
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あなたの身の回りに双極性障害の方はいませんか?

双極性障害は日本だと500人に1人がかかる病気だとも言われています。

かくいう私も昨年「双極性障害」と診断されたうちの一人です。

今回はそんな双極性障害の患者の一人である私の体験談と、私が思う双極性障害患者への接し方について書いていきたいと思います。

双極性障害とは

すまいるナビゲーター・双極性障害ABCというサイトによると

双極性障害は気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気です。激しい躁状態とうつ状態のある双極Ⅰ型と、軽い躁状態(軽躁状態)とうつ状態のある双極Ⅱ型があります。
躁状態では、気分が高ぶって誰かれかまわず話しかけたり、まったく眠らずに動き回ったりと、活動的になります。ギャンブルに全財産をつぎ込んだり、高額のローンを組んで買い物をしたり、上司と大ゲンカして辞表を叩きつけたりするような社会的信用や財産、職を失ったりする激しい状態になることもあります。一方、いつもよりも妙に活動的で周りの人から「何だかあの人らしくない」「元気すぎる」と思われるような軽い状態は、軽躁状態と呼ばれます。
一方、うつ状態では、一日中ゆううつな気分で、眠れなくなったり、または逆に眠りすぎたりします。大好きだった趣味やテレビ番組にも関心がなくなったり、食欲が低下し、おっくうで身体を動かすことができないといった症状もみられます。

といった病気になります。私の場合は双極性障害II型と診断されています。

症状の出方は一人ひとり違うので、全員がこういう症状だと思われたくないのが本音ですが、あくまでも症状の一例としてとらえていただけると幸いです。

双極性障害と診断されるまで

Free-Photos / Pixabay

それ以前の私は「うつ病」と診断されていました。

うつ病歴20年。抗うつ剤を飲んでも良くなることはなく、薬をとっかえひっかえしていましたが症状は変わらず…。

私の主な悩みは睡眠障害で、夜は眠れず朝起きれないという概日リズム睡眠障害という症状です(これについては後日また記事を書きますね)。

ただ、たまに突然普通の人と同じような時間に起きることができる日が続くことがありました。だいたい2〜3週間で元に戻ってしまうんですけど。

でもこの「たまに・突然」というのが双極性障害と診断されたポイントでした。

普通の人が寝不足や睡眠に難を抱えた場合、それが回復するのは15分くらいずつ等徐々に回復するらしいんです(担当医談)。

でも私の場合は前日まで眠れなかったり起きられなかったりしているのに、翌日突然朝の7時に目が覚めてそれが2〜3週間続いたかと思えば、またある日突然起きられなくなるということが何度かあったんです。

それを担当医に伝えたところ「突然」というのは双極性障害の特徴だとして「双極性障害」と診断されました。

また、もう一つ双極性障害と診断された理由にリーマス(炭酸リチウム)という薬を飲みだした頃からうつの程度が軽くなったことが上げられます。

リーマスという薬は双極性障害の治療薬で気分安定薬と言われています。

まだ「うつ病」と診断されていた時期になぜこの薬を飲むようになったのかというと、私にとって抗うつ薬があまりにも効かないので、抗うつ薬の「底上げ」としてリーマスが処方されたんです。

そういう処方の仕方もあるのかと、うつ病を治したい私は受け入れたのですが、これが功を奏したのか、それからしばらくは調子が良くなったんですね。

で、リーマスを飲み始めてから調子が良かったこと、先ほど書いた「たまに・突然」起きられるようになることなどから双極性障害ではないかと、治療方針を双極性障害の方に切り替えたところ一定の効果が見られたことから「双極性障害」となりました。

双極性障害は一生付き合わないとならない病気です。もう治らないので薬で対処療法をするしかありません。

「双極性障害」と診断されて

ijmaki / Pixabay

当然、といってはなんですが、すぐに受け入れられるものではありませんでした。

というか今も半分受け入れられていない自分がいます。

診断された直後は「この20年近くのうつ病の治療はなんだったんだ!」という思いが大半を占めていました。

うつ病と言われて休職・復職を繰り返したものの会社を辞めざるを得なくなったことや、睡眠障害に苦しんだ日々を思い起こして、あの日々の悔しさ情けなさを思い出してしまうのです。

一方、双極性障害だからだったのか、と腑に落ちる出来事も思い起こされました。

恥ずかしい話ですが、私は買い物のしすぎで債務整理を行なったのです。あの頃の買い物の仕方は自分でもおかしいと今となっては思います。当時は買い物することでストレス発散していたと思っていたのですが、どうやら双極性障害の「躁状態」だったようです。

それともう一つ、双極性障害だと診断されたことで働くことに対して制限が加わったのが私としては困ったことになります。

現在医師には「週20時間程度の勤務なら」と言われています。つまりフルタイムでは働いてはいけないと言われているんです。

しかし、私は一人暮らしの身。債務整理をするくらいなんで貯金はほぼありません。そんな中まともに働けないのは生活ができないことを意味するのです。

現在は失業保険を受給しているのでなんとかなっていますが、受給期間を終えたらどうなってしまうのか…。そんな不安が常に頭の中をよぎります。まぁいざとなったら無理矢理にでもフルタイムで働くしかないんですけどね。

ただ、まだ睡眠障害は根深く残っているので、「やりたい仕事をやる」というよりは「やれる時間帯の仕事をやる」という方向に変えていかないとダメですね。

双極性障害患者への接し方

ar130405 / Pixabay

接し方というよりはお願いになってしまうんですが、彼ら彼女らは「双極性障害という病気である」ということをまず認めてあげてください。

「病気じゃない」「怠けだ」「わがままだ」と言われるのが一番つらいんです。彼ら彼女らも好き好んで寝込んだり暴れたりしているわけではないとまずは理解してください。

そしてその上で、寝込んでいる時はそっとしてあげてください。躁状態の時は止めるのが大変でしょうがしっかり止めるようにしてあげてください。

最初の方にも書きましたが、一口に双極性障害と言っても症状の出方は患者さんごとに違います。

この場合はこうしてくださいとはなかなか言えないのですが、家族や恋人・友人等に理解された上で受け入れられているという安心感が病状の安定にもつながってきます。

患者も最初は打ち明けにくいんです。それを打ち明けたということは理解してほしいという気持ちのあらわれだと受け止めてあげてください。

あとは普段どおりに接してください。病状が出ているな、と感じたら注意してあげてください。

あと薬を取り上げることだけは絶対にしないでください。薬は再発を防ぐために飲んでいるんです。今は安定しているように見えても、それは薬のおかげなんです。

終わりに

私自身、双極性障害と診断されて1年経つか経たないかというくらいの病識です。

また何度も書きますが、症状の出方は患者さんごとに違います。

なので病気との付き合い方とかは患者さん自身も手探りのところが多いです。

患者であるあなたも、患者さんのそばにいるあなたも、無理をせず過ごしてくださいね。

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